あるデータによると、診療室に入ってきて歯を削る音を聞いただけで血圧が10くらい上がるそうです。白衣高血圧といって白衣を見ただけで血圧の上がる方もいます。
ですから当院では、あの金属音が出ない機械を使用しています。お子さんの場合は100%その機械で治療をしますし、大人の方でもほとんどがそうです。
患者さんの安心感につながるツールの1つになっていると思います。それから、診療ユニットのまわりの印象も患者さんにとってはストレスになります。
とくに、テーブルのうえに置かれた麻酔の注射器やスケーラー、薬のビン、切削用のバー類、ケーブル類やドリルなど歯科特有の治療器具が目に入ると、やはり患者さんの恐怖をあおる原因になります。ですから、そういった治療器具は患者さんの視界から一切排除し、後ろの棚などに置くことを徹底しています。
こういった心配りはアメリカではごく当たり前のことです。日本はまだまだ遅れています。
個々の診療ユニットにはモニターが設置されています。デジタルレントゲンのモニターとしても機能しますし、カウンセリングや治療方針の説明のための動画を見ることもできます。
治療前と治療後の歯の状態を患者さん自身で比較して、治療効果を体感していただくことも可能です。さらに、DVDも映せますので、待ち時間にも退屈しないようにテレビ番組やDVD映画などを常時流しています。
お子さんでしたら待っている間に「アンパンマン」などのDVDを視聴してもらっています。治療を怖がるどころか、お子さんたちは大笑いしています。
診療が終わってDVDが途中になった場合など、次回来院時にお返しいただくということでDVDの貸し出しも行っています。患者さんに待っている時間を感じさせないようにする。
治療に不安や恐怖をもたせないようにする。そのための癒しのツールが歯科医院にはとくに必要だと思っています。
当たり前のことですが、歯の治療中というのは、患者さんはずっと口を開けています。つまり、空気中のホコリや細菌などもたくさん吸いこんでしまっているということ。
そこまで考えたことがあるでしょうか?私は、こうした空気中に浮遊している汚染物質をできるだけ減らして、院内のクリーンな空気環境をつくりたいと思っています。なにしろ、患者さんが口を開いて細菌を吸いとってしまうことで、オペの成功率やインプラントの成功率が変わるとさえいわれているのですから。
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